AIUインターン日記~Daily of internship students from Akita International University~「赤羽柚美はワーケーションの先駆者です! I am on the cutting edge!」
3日間のあきたいなか学校が終了しました。
インターンが始まったころ、インターン生が中心となって企画から運営までするんだよと言われたあきたいなか学校。右も左もわからないまま自分でプログラムを考え、講師をお願いして、協賛のご協力をお願いしたり、当日は15人の小学生に楽しんでもらえるようにサポートし、自分の企画をやったりしました。結局たくさん助けてもらってしまったし、まだまだだなと思うことばかりで己の力不足、計画不足を痛感しました。そして、なによりも心も体もへとへと、、、。次から次へと仕事が出てきて、いなか学校直前はそれ以外のことほとんどできませんでした。だけど、とてもやりがいがあった!楽しかった!今回のブログでは私がどんな思いで、なにをやったのか書こうと思います。
When we started the internship, we were told you have to organize Inaka school by yourselves. Although I know nothing about planning, I did my best. For example, I made programs, asked people for the teacher of the programs, asked for sponsorship money, asked for volunteers, and so on. It was so tiring and many people helped me a lot. I realized I am not good at planning something. However, I enjoyed it a lot!
わらび座は、働く人々が観光地で休暇をしながら大事な会議には遠隔で参加するという新しい働き方、ワーケーションの推進を行っています。仙北市の乳頭温泉、田沢湖、小正月行事などなど豊かな自然とわらび座のアートに触れながら仕事をする。それは私が実際にいまここでやっていることです。仙北市を満喫しながら、オンラインで授業をうけつつ、わらび座で働くという生活。すなわち私の生活はとても先進的ですね笑 実際この生活はとても充実しています。だからこの暮らしを広めたいというのが1番の思いでした。それが秋田や秋田以外に住む「誰か」の、生き方や幸せに対する哲学を揺さぶるものになると思うのです。
These days, Warabiza tries to increase the number of people who enjoy “workation.” Workation is a word stand for “work” and “vacation.” Because Semboku city has many attractive places such as Nyuto Onsen, Lake Tazawa, and traditional festivals.
Actually, I am now experiencing “workation.” I am taking online classes at AIU and working for Warabiza, besides, I am enjoying Onsen and great nature. Because my life here is so fascinating and I want more people to do this.
私は、東京で毎朝満員電車に1時間揺られて高校に通っていた東京の人の生き方も知っています。東京で働くことも夢のあることなのかもしれません。でも、その生き方って本当に幸せですか?と問いかけたくもなります。生き生きと仕事をしている大人ばかりではなさそうだなと思います。一方で秋田は人口が減っています。だけど、それは秋田に魅力がないからではないことを私は知っています。もしかしたら、満員電車の中の誰かは秋田の暮らしのほうが合っているかもしれない。秋田のひとが自分の生活を語るときのきらきらした笑顔を見て、幾度となくそう思ってきました。ただ今まではこれだ!と思う具体的な方法があるわけではありませんでした。しかし、この企画を進める中でワーケーションこそが都市にいる「誰か」と秋田を繋げる方法の一つになるのではないかと発見したのです。
When I was a high school student, I commuted on a crowded train. I agree with the idea that Tokyo is a very good place to work, but, on the other hand, I would like to ask one question to people who work in Tokyo; are you happy? That is because I saw many people who seemed so tired on the train. In Akita, I saw many people who are proud of their jobs and enjoy their lives. What if people in Tokyo know about life in Akita? I believe that some people enjoy their lives better in Akita than Tokyo. Moreover, if more and more people come to Tokyo, they can cheer for Akita as well. Before I learned about workation, I couldn’t find a good idea to realize my plan. However, I found workation can connect people in cities and Akita.
しかし、親がワーケーションをしているとき、だれが子供の面倒を見るんだろう??。そんな問題を解決するのが、このあきたいなか学校です。子供たちも秋田の魅力に触れたり、秋田でしかできない経験をできたら、ワーケーションの価値はあがります。そのモデル作りに、わらび座が手をあげました。
For workation, there is a problem. When people work at the workation, who will look after their children? Akita Inaka school is the solution to this problem. Warabiza adds new value for workation by making an education program for the children.
今回のあきたいなか学校の目的は子供たちの秋田の魅力を伝えること、そして国際教養大学ならではのグローバルな学びを提供することでした。畑でのだいこんと白菜の収穫や秋田の小正月行事準備、伝統のおやきづくり、そして俳優さんとのシアターエデュケーションなどなど盛りだくさんの企画。私がメインではチームの旗づくり、シアターエデュケーションの企画作りと世界の富の分配や年齢の割合などを25人で表して集まる集合ゲーム、英語と秋田弁のラジオ体操、そして英語の歌のレクチャーなどをしました。なかなか難易度の高いものが多くて、小学生には難しいかなあと思いながら、いつかこのことをぼんやりとでも思い出して、なんか知ってる!と思ってくれたらよいなと思っていました。内容が難しくても目をキラキラさせながら話を聞いてくれて、きっと少しは伝わったんじゃないかなと思っています。
Akita Inaka school intended to tell children the attractive things in Akita and experience global perspectives. We went to a farm near Warabiza, knew traditional festivals in Akita, made traditional sweets in Akita and did theatre in education program with actors of Warabiza. Maybe the contents were a little bit difficult for elementary school students but they listened to me very well. I hope they discover something new through the program.
イベントの最後に小学生たちが楽しかった!また来たい!と満場一致で言ってくれたので嬉しかったです。小学生に学んでもらうプログラムを作ると思っていたけれど、小学生の想像力や表現力は目を見張るものがあり、エネルギーに溢れていて、私のほうが学ぶことが多かったです。
最後に、この大変な3日間をなんとか頑張れたのはたくさんのひとの協力があってこそでした。わらび座の社員はもちろん、応援してくださった企業の皆様、協力してくれたボランティアの教養大生。感謝の気持ちでいっぱいです。とても疲れましたが、それ以上に楽しかったし充実した3日間でした。この企画が秋田でのワーケーションを増やす推進エンジンになったらよいなあと思います。
After the program, they said they enjoyed it a lot! It was a school for elementary school students but I am the one who learned a lot of things in this program. I would like to thank the sponsorship organization and volunteers from AIU. I was so tired but it was very interesting! I hope this program attracts people and the number of people who do workation in Akita will increase.
このブログについて
わらび座は新たな取り組みとして、9月から12月まで、国際教養大学(AIU)の学生2名のインターン生を受け入れています。これは、国際教養大学がコロナウイルス感染拡大防止のため2020年4月から1年間キャンパスや寮が閉鎖されオンライン授業を継続せざるを得ない中、学生の皆様の住居の確保や、社会との新たな出会いの場づくりとして実施されるものです。このブログでは、4か月という限られた期間ですが、インターン生から見た、わらび座・秋田の姿を、日々の仕事を通じて綴っていきたいと思います。
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From September to December, Warabiza accepts two internship students from Akita International University. From April 2020, Akita International University closed the campus, and they provide all online courses in order to prevent the spread of COVID-19. Thus, we think we can help the students by offering accommodations and providing new connections for students and the local community in Akita. Although the period is limited, we will tell you the feelings and the perspectives of the two students for Warabiza and Akita.