あきた芸術村の庭だより「30年目の恩返し」
角館武家屋敷!石灯籠、雪見灯籠。作庭し設置石は時と共に苔生し、朽ちる。樹木は100年200年と生き続ける。7代目が記した日記、辿った12代目。繋ぐのは人。そして友だち。
自宅に在った古い写真。ベトナムの子供たちと笑っている(お母さんはおるす)ちひろの描いた絵と言葉。あの時、わらび座は、かの国で、どんな友情を結んだろう(腹減ってないかい?)が口癖だった。
冬季樹木が眠っている間に桜の剪定を始める。劇場前の一本桜は28期学習班入座記念樹。花芽枝を捨てないで雪に挿して行く。南天の葉と赤い実(雪ウサギ)優しい事を当たり前にやれるも人間性。
栗城脚本が生み出した作品傑作(大曲花火物語)それは、わらび座”海外公演の歴史”を示す。遊歩道沿いに記された年表。ベルリンの壁が在った。(日本の夜空に咲くダリア!)東も西も同じ美しい花火。
冬季朝5時過ぎには除雪開始。業者さんや、スタッフ一番出勤到着までに経路を均す大仕事。仕事の跡が美しい(他者を思い遣る心)が見える。30年。地球に生きている。奪い合うよりも共生が良い。