あきた芸術村の庭だより「銀河鉄道」
角館武家屋敷!御向かい(恵家)さん。内装。匠の技”心”が投影される。小さな島国日本。美しい四季。自然を知り尽くした生活。(神様の分と熊の分)アイヌの鮭を獲る勘定。人間は少しで充分。
雪囲いが急がれる。5つの庭。其々の場所に雪の落ち方、積もり方、時には重機を相手にする場所が在る。小劇場庭(旧アジア訪問記念館)和枝の薔薇。お母さんの薔薇の後に子供たちが開いて行く。
子供の頃、読んで貰った絵本(モチモチの木)昼間旨い実落とし夜枝がお化けの様。そして誰かの為に勇気を振り絞った子供だけが見れるお月様の祭り。神代地域にも栃木”御神木”。大きな樹は神々しい。
鶴瓶落としの夕日。16時過ぎれば暗くなる。帰宅途中隣りを走る列車の灯りに”銀河鉄道”を想う。宇宙や星を描く人は居たけれど、宮沢賢治は列車を天空に走らせた。ミニログも落葉で一杯。
庭は雪囲いの杭を打つ音。劇場は屋根を治す音。高い斜めの場所に上り若者たちが働く。お天気でも空気は冷たい。張り詰めた緊張。一日終わるとクタクタだろうな。手を合せ乍ら庭仕事を続ける。