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あきた芸術村の庭だより「繋いで繋いで」

角館武家屋敷!親(木に立ち見つめる)。子供を育て守る瞳。先輩や親が旅立つ歳を想像もしなかった30年前。親の、先輩の”背”を追って歩いて来た。亡くして知る”故郷”は両親。自分も誰かの故郷に。

朝のシュウカイドウ(秋海棠)次々蕾が開き秋の花は花期が長い。稲刈りが進み、束の間の休息。秋の作業は冬支度も兼ねる。草を刈る(来年の地盤を造る)樹木を透かす(風と雪を通す為)美しい秋!

雪の様な白花萩!名残を惜しむように小さな蝶が飛び交う。くっつきトンボが水溜りを探す。皆次へ命を繋いで居る。見事に咲いた真弓。でもいつも来る真弓蛾が全く来なかった。げんない!お千世。

秋の夕日は”鶴瓶落とし”。カメラを構えても、もう沈んでいる。最後にカッと燃え上がる。ベトナムのアオザイ。最愛の人に着せる手向け。一人に1つの思い出。劇場前のクラクション。何人送ったろう。

菊が始まった。繋ごう!何が在ろうとも繋ぎ続けよう。生きている限り諦めない。(営業に一緒に行ったんだ)。ピアノとリコーダー。笑顔が見える。敷地内は和光中学校、元気な声が木霊する。