わらび劇場ブログ「三湖伝説 初日まであと5日♪」
ミュージカル「新解釈 三湖伝説」初日まであと、5日!!
今日もまた、息をひそめ小劇場に向かう。
ギョギョギョ、今日は休みでした!そりゃそうだ、役者だってスタッフだって人間だもの
休まなきゃ、身体が持ちません🍀
だったら、私は何を書けばいいのだろう・・・
あっ💡あの人がいた!!!
『天は二物を与えず』なんてことわざがあるけれど、三物も四物も与えられているのは、鈴木潤子だ!わらび座の数々の作品の主演+脚本まで手掛けている・・・羨ましい限り・・・。
そう、鈴木潤子さんに聞いてみよう!作品に込めた想いを!!!
ー ー ー
脚本家の鈴木潤子です。
今回2作目を書かせていただく機会をいただき、本当に感謝です。
三湖伝説をもとに本を書いてみないか、というお話をいただいたのが、今年の6月頃でした。
その頃私は、わらび劇場公演「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アキタ」に出演しておりました。
このワンス~は、8世紀の日本を舞台に“蝦夷・都・渤海”と立場の違う人たちが、お互い違いを感じつつも、認めあい分かりあうことの大切さを描いています(かなり簡単に説明してます)。
ちょうどこのワンス~を立ち上げているとき、ロシアとウクライナの紛争が激しく、胸を痛めておりました。このワンス~が終わる頃には、少しは世界がよくなっていると期待をしましたが、今はガザ地区での戦闘も始まり…むしろ世界は悪くなっていると思えるようなことばかりです。
また、日本では心が痛むようなニュースが多く、未来に希望が持てない、生きにくいと感じるような空気に厚く覆われているように思います。
こういうとき、物作りをする人、アーティストって、どうあるべきなんだろうと私はよく考えます。
偉大なアニメ映画監督さんが
「この世は生きるに値する、そう子供達に伝えたい」
と、言っていました。
借りてきた言葉ですが、この言葉が私の中で、強く脈打ち、生きてます。
私もこの言葉のように、そう思ってもらえるような作品を作りたいと思います。
それが未来を少しでも良くすることにつながると思うから。
目を塞ぎたくなる今だからこそ、
こんな世界があるんだ!
面白い!
こんな風に必死に生きてる人がいるんだ!
心震えた!
そんな風に、見た人に思ってもらわないと。
そう思って…
かなりぶっとんだ本を書いてしまいました。(ここ笑うところです)
これをどう舞台にするんだろう…そんな難題をたくさん盛り込みました。
でも皆さん、安心してください!
履いてますよ!
…違う違う!
今回の創造スタッフは昨年好評だった「青春するべ!」のチームです。
また役者は若い未来の力に溢れているメンバーです。
私の想像をはるかに越えて、感動を届けてくれると信じています!
難題を感動に変えてお届けする姿を観に是非小劇場へのお越し下さい♪
ー ー ー
……以上、潤子さんの作品に込めた熱い想いをお届けいたしました。
今回は、「わらび劇場のひとみはキイタ」です。(ここ笑うところです)
公演日程
◇12月2日(土)〜 仙北市あきた芸術村小劇場 [2024.3.24まで50ステージ予定]
◇12月17日(日) 男鹿市民文化会館
◇12月22日(金) 秋田市あきた芸術劇場ミルハス