あきた芸術村の庭だより「希望の花」

角館武家屋敷!御案内の欄間。亀の透かし彫り。庭師はいつも”樹”を見つける。一枚板の”年輪”が池の波紋に”年輪と亀”を合せた構図を(想像できる暮らしが在った)事。光が壁に映し出す絵!時間は宝。
雨と太陽の繰り返し。紫のクロッカスから、白、オレンジと色を変えて咲き始める。冬の小劇場(リ-ディング)公演。見事な秋田弁、高知弁。ベテランも若手も生き生きと。消えない”わらび”の炎!
蝦夷の一人を演じていた若者が、アテルイや田村麻呂を演じる。大震災の翌年植えた水仙の球根。一粒が”希望の花”に。流通も仕事も止まったあの日(花の道を造ろう)と決めた。春が来れば蘇る水の星!
公演が少ないから無理かな?と言って居たけど(待ってました!)”大好きなあなたにさよなら言えた。大好きなあなたにありがとう”里の歌が蘇る。今夜は仙台公演”庭師”の道具に又1つ作品が増えた。
新しく移住して来た若者。不安で心細い心に、今日”花”が咲いた!一人ぼっちじゃない。舞台芸術が出来る事。心に希望を灯す事。太陽に蕗の薹(ばっきゃ)が開く。甘味噌、てんぷら。春の幸せ。