あきた芸術村の庭だより「立春を過ぎて」
角館武家屋敷!節句人形が”遺る”子供たちが生きるのが難しかった時代。医術。生活改善。時代時代に改良、改善が行われ今がある。冬、川の生き物たちはどうしているだろう。山の子たちは。
庭のソメイヨシノ、桜の幹肌。次の60年への継承。樹皮が根を伸ばす。太い幹に変わろうと育っている。庭師は空間の生き物を育てる仕事。邪魔と言う発想は無い。人間は急ぎ過ぎる。天に地に聞く。
22年、東屋の二月。二月は小正月行事。地吹雪。かまくら。どんど焼き。雪の上を歩く(堅雪渡り)今年24年は雪が降らない。降った雪も解けて行く。氷河が崩れ落ちる世界を思う。二年前の風景。
23年ホテル前庭の二月。かんじきで庭を歩く楽しみも在る季節。けれど雪が無い。今年の夏に、秋に何が起きるのだろうか。リキノスケに聞く。(凶作は天道さんのせい、だども飢饉は乗り越えられる)
中央広場、楓の根占。ヤブコウジ。雪景色に赤い実がいつもは可愛く成る。一粒も実を付けない。ブナの豊作三年周期と野生動物の出産には共通のデータ。実は未来へ残す子孫。地球と共に生きる。