劇団わらび座ブログ「シニアミュージカル『米作りの一年』」

「秋田県内にシニアミュージカル劇団をつくろう！」の声掛けのもと、シニアミュージカル劇団ひこばえを結成しました。

ひこばえとは、稲刈りした切り株から再生する苗のことです。
「こんなものじゃない！まだまだ終わらない！」「再生する」という意味があります。

昨年10月、遠くは秋田市、横手市、大仙市、仙北市と秋田県内各地からドキドキわくわくしながら65歳から80歳の男女がわらび座の稽古場に集まりました。
まずはじめに身体機能・認知機能の検査をし稽古を開始。
2月から5月まではやむなく中止になりましたが、奮起して6月から再開。
月2回の稽古を積み上げ、ついに9月8日、シニアミュージカル劇団ひこばえがミュージカル「米作りの一年」を上演しました。

冬・春・夏・秋とチームに別れ、台本や演出・衣装・小道具はみんな自分たちの手作りです。
季節を追いかけながら最後は収穫の喜びをうたい、のりのりでダンスを踊りました。

「一生に一度チャレンジしたかった！」「こんなにステキな仲間との出会いがありみんなで力を合わせてやれたことがほんとうにうれしい」みんなで最後までやりきった達成感で感動に包まれました。
高齢化率日本一の秋田県に誇りを持てる感動にあふれた発表になりました。

発表後最終検査をし、秋田大学に結果を持ち帰り検証に移ります。

＊「歌って踊って演じることは身体機能、認知機能の向上につながるか？」 この取り組みは秋田大学高齢者医療先端研究センターの大田秀隆センター長、小玉鮎人教授のご協力をいただき、わらび座ならではのミュージカルを通して認知症予防に有効かどうかを科学的に検証する公益財団法人伊徳地域振興財団の助成事業です。

わたなべのぶこ

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