あきた芸術村の庭だより「一つ一つの力」
角館武家屋敷!日本刀の添えになる小柄(こづか)。離れた距離でも狙い打つ。手元でちょっとした細工もする。柄に刻まれたのは野生馬の群れ。東北は馬の産地でもあった。大きな力には末端の暮らし”知性”がある。家族!
総務(旧研究所)庭の南天!”難を転じる”。縁起樹木。大震災の日、戦後の焼け野原を思い、わらび座を始めた原太郎(おやじさん)の心を思った。ゼロからの出発。70年の道のり。無数の”日常の力”が支えている。
ホテル前縮小庭園枯山水の庭。紅葉が地面を”もう一度”染める。植えられた斑入りのアイビーと真っ赤な”野村カエデ”。来月はクリスマス。原点を見つめる。電気の力に頼り切った生活を考える。手職!直す力。考える力。
ガーディがくれたネモフィラの種が双葉から本葉に育つ。本葉に成れば雪を越せる。春ブルーに咲く可愛い花を描く。”よく見て試し考える”。全ての命に宿るカムイ。立ち昇る霧に気流を見る。冬の気圧に変わる。
田沢湖ビール庭。秋菊!6つの村を放射状の道で繋いだ”びっくり理一郎”。桜町の人たちと村の再生を果たした”金次郎”。ブッダ、リキノスケ。”一人一人の心に寄り添う””皆同じ人間”(本当に必要なものとそうでないもの)