芸術村の庭だより「良心を束ねて大河となす」
角館武家屋敷!世界中がコロナを生きる。座敷”亀の欄間”!欅一枚板透かし。(年輪)を池波紋に見立てる感性。いつの時代も夫々の足で立ち”考え”生きる。看破する心眼。
オオヤマザクラ開花、一週間後ソメイヨシノ、その一週間後”枝垂桜”。変わらぬ花暦、花時計。(八重紅枝垂れ)品種によって微妙な気温や、太陽光への反応。福島!三春桜も移植から三年。
ホテル前縮小庭園、枯山水沿い”一人静(ヒトリシズカ)。わらび座”義経”登場の静御前。吉野の山に舞う”白拍子”野の花に重ねる日本人。大震災の日、世界中の人が”優しい日本人を助けたい”と。
枯山水入口。菊咲き一輪草(菊咲き一華)群の中に僅か花を擡げる(もたげる)。笹の様な葉。房になった花穂が開くと雪の結晶。歩かねば出会えない一瞬の煌き。
枯山水奥、春”第二段”。山山葵(やまわさび)。猛スピードで走り続けた世界が止まる。江戸。電気に変わる無数の生活。誰もが”共に生きる”良心の束。河の流れ。大地と語る。